2007.08.11 Saturday | 福田恆存
「文学が宗教だといふのは、
人々がめいめい勝手なまじなひを唱へて
救はれるといふことでせう。
それを宗教といふのはをかしい。
が、それは宗教ではないにしても、とにかく日本人は、
そのまじなひを唱へる『気分的信仰』によつて
救はれてきたことは事実であります」
2007.05.28 Monday | 鈴木大拙
「人間は何かに不平・失望・
苦悶などということに際会すると、
宗教にまで進み得ない場合には、
酒にひたるものである。
酒は、中毒的に生理的に、
生命の肯定面を一時強調する。
或る意味で酒に宗教味がある」
2007.04.24 Tuesday | 佐藤弘夫
「葬儀の方法は時代と地域によって千差万別であり、
常に変化していくものであって、
これでなければならないといった約束事は存在しない。
時が流れ舞台が移っても、変わることがないものはただ一つ、
縁者の死を悲しみ故人を偲ぶ心である」
「宗教は人類の性病である。
政治は人類のガンである」
2007.02.24 Saturday | シェイクスピア
「悪魔も人並みに聖書を引き合いに出して、
自分の目的の後ろ盾にする」
2007.02.24 Saturday | ハインリッヒ・ハイネ
「いつの時代にも、悪人は自分の下劣な行為に、
宗教や道徳や愛国心のために奉仕したという仮面をかぶせたがる」
2007.02.24 Saturday | ハインリッヒ・ハイネ
「宗教は救いのない、苦しむ人々のための、精神的な阿片である」
2007.02.24 Saturday | ボリス・ヴィアン
「信仰は山をも持ち上げる。
けれども、それは信仰を持たない人々の頭上に
山を楽しげに落とすためなのだ」
2007.01.13 Saturday | 本庶佑
「人間はそれほど強くありません。
神にすがって生きてきました。
日本人は甘えの構造のなかで幸せを得ていたけれど、
競争原理にさらされ始めた。
そうなると、自分だけで生きていくのに不安感が頭をもたげる。
何かにすがりたい」
2006.12.18 Monday | 平野啓一郎
「ニーチェが神の死を宣告したのは、
二十世紀を目前にしてのことであったが、
この宣告は、百年ほど前から既に瀕死の状態であった神に、
最終的に臨終の判断を下したという勇気に於いて
偉大であったと言うべきである。
十九世紀を通じて、神はずっと植物状態にあった。
ニーチェの業績は、善くも悪くも
そのチューブを外したということである。
臨終の床に居合わせた者達は、
或いは以前からそれに気付いていた者達は、
その空隙に悩まねばならなかった。
絶対者は消えた。しかし、不安は残った。
寧ろ一層強くなりさえした。
その空隙を満たしてくれるものこそが、科学であった。
科学は、凡そ信仰の対象となったと言っても過言ではない。
自然の神秘について、人間の不思議について、
説明してくれるのは最早神学ではなかった。科学であった」